タイトルと帯の文句に惹かれて買った1冊。
夏に発売されてすぐの頃、あちこちの本屋で平積みされてたもんだから。
これ。
赤線ひいて引用したい文章がいっぱい。
しかもそのほとんどが、本文中でも太字で表記されてたりなんかする。
例えばね。
39歳というのは特別な年齢
多くの女性が、39歳になると、みんな例外なくとんでもないことをしでかす
39歳をひとつの分水嶺として、女性の人生はもうひとつ別の輝きを持つ
とか。
実際、39歳でコロッと人生変わっちゃった友達が身近にいたりするもんだから、余計にリアリティーが増すわけよ。
それからね。
人を愛する心を失ってしまうと人生終わり
もともと人はたくさんの人を愛するようにできている
とか。
読んでいて分かるのは、古今東西、人としてめぐり逢うきっかけさえあれば、年齢問わず好きになるのは何ら不思議じゃない、ということ。
名作と言われる古典文学にも、
若い男性と成熟した女性の組み合わせで、似たようなシチュエーションが多々出てくるそうな。
もうおばさんだから、ってひがむ必要もないし。
ずっと年下を好きになった自分はおかしいのかも、なんて悩む必要もないのよ。
もちろん、年相応の落ち着きや余裕や魅力ってのは、必要なんだろうけれど。
で、ここで筆者が提案するのが、「フラート」する人生。
フラートとは、
ちょっとした恋の戯れとか
ちょっとした好意の交換を指すということらしいんだけれど。
つまり、ちょっとした触れ合いで生じるときめき、ってことかな。
…そこで「ときめくぜ。」ってアバレキラーになっちゃダメ(爆)
笑いかけてくれたり、軽く手が触れたり、意見が合ったり、そんなちょっとした喜びや嬉しさを積み重ねる楽しさ、って。
経験、あるもんね。
そして。
現在が充実しないと未来はない
同じ出来事が見方をちょっと変えるだけで、人生最大の悲しみになったり、喜びになったりする
そうやって生きていくのって、素敵なことだなと思った次第なのですよ。
自分の都合のいいように解釈してるだけかもしれないけど、なんだかフッと肩が軽くなった気がしたのよね。
既婚未婚男女問わず、恋多きオトナたちには一読の価値アリですわよ。
39歳になるまで、あと2年と少し。
あたしも毎日をより充実させていかなくっちゃ。
昔は“命短し恋せよ乙女”だったかもしれないけれど。
今はきっと、こう。
“人生は長いぞ恋せよオトメ!!!”
今夜は満月。
月のチカラ、あたしにも分けてくださいな。