今朝、8時過ぎから、NHKを見てました。
小僧には特に何も言わずに。
麻生さんのあいさつの途中で、この人の演説って聞きにくいなと思って、スイッチを切りました。
夜、8時過ぎ、晩ご飯を食べてる途中に、小僧がふと「朝、テレビで何かやってた、戦争がどうのって、何やったん?」って聞きました。
64年前の今日、広島に原子爆弾=原爆が落とされたこと。
3日後の9日には、長崎に落とされたこと。
戦争で原爆が使用されたのは、世界中で日本だけだということ。
原爆は、とても熱くて、人を一瞬にして溶かしてしまったこと。
大人も子どもも、とてもたくさんの人が亡くなったこと。
とてもたくさんの人が大ケガをしたこと。
放射能を浴びて病気に苦しんだ人が、とてもたくさんいること。
そして、15日に、日本は負けたので戦争をやめます、と決めたこと。
そういったことを思い出し、同じようなことはもうしないようにしましょう、原爆(核兵器)を作らないようにしましょう、戦争をなくしましょう、って考える日、だと、話しました。
うまく答えられたかどうかは、わかりません。
小僧がどこまで理解できたのかも、わかりません。
もちろん、自分の説明がどこまで正しいのか、わかりません。
ただ、戦争は、とても恐ろしいこと、決してしてはいけないこと、ということだけは、おぼろげに感じ取ってくれたような気がします。
私は、何故か、広島大学へ進学しようと思っていました。
広島という街に、何故か、惹かれていました。
THE STREET BEATSが大好きでしたから、彼らが歌う“ヒロシマ”の“重さ”も、知っていました。
それでも、本気で、広島へ行こうと思っていました。
…まあ、結果、下宿生活になるため猛烈な反対を受け、あと、学力が足りないこともあり、断念したワケですが。
戦争の記録を見るのは、本当は嫌いです。
小学校の修学旅行で原爆資料館を訪れた時も、実は、ほとんど目をつぶっていました。
でも、想像出来てしまうんです。
その酷さも、その恐ろしさも、その怖さも、そのむごさも。
具体的な言葉や視覚的なものではなく、あくまでも感覚的に、私の中にその恐怖がすり込まれているような気がします。
だから、余計に、小僧に“説明する”という行為は、難しく感じました。
ですが、感情の部分での“恐怖”、そして、“してはいけないこと”という思いは、少しでも伝わったのでは…と思います。そう信じたいです。
ただ、これだけは、はっきりと、言えます。
誰かに強要されて何かをするのではない。
と…。
それでは、戦時中と、なんら変わりないではありませんか。
いろんな考え方があるので、一概には言えません。
ですが、自分の考え方を人に押し付けるのは、決して、平和的とは思えません。
自分の意志を持ち、自分の意思でもって行動する。
それが、今を生きる私達に課せられた、明日への希望だと、私は考えます。
…誰のこと、言ってんのか、わかるよね??