出合正幸1st写真集『遊休』発売にともなった握手会が、出合くんの地元大阪でも、開催されました。
ので。
行ってきました。
この写真集については、ここであーだこーだと書いたんですが
【→記事コチラ】、当然ながらご本人は、そのことはご存じないワケで。
とにかく、私自身がどうしてもこだわって聞きたかったことを、まずは聞くことにしました。
それはつまり、
「著者・出合正幸として」
この写真集にどのような関わり方をしてきたのか、ということ。
タイトルと、撮影場所を、出合くん自身が決めたということは、ヴィジュアルボーイのインタビューで読みました。
なので、それ以外。
ところが、出合くんは
ものすごく困っていました。なんと答えていいのやら…といった感じで。
仕方がないので「写真を選んだのは?」と具体的に聞いてみたところ、一応、出合くん自身で選んだということでした。
表紙と裏表紙は、ものすごく迷ったらしいです。(でも、中にも同じ写真ありますよね、ってつっこんだら、また困ってました。)
中身は、いくつかピックアップしてもらって、その中からバランスを考えて選んでいったそうです。
また、撮影者である写真家ハービー・山口さんについても、少し。
ハービーさんの作品は、最近の役者さんを撮った写真集は、ご覧になったそうです。
でも、私が、ずっと前にハービーさんがロックミュージシャンを撮った写真を見たことがある、と話したら、すごく驚いていました。
そして、ハービーさんといえばモノクロの写真家として有名で、という話もして、今回の写真集にはカラー作品も多いですよね、と言ったら、出合くんは「自分としてはモノクロが好みです。」とおっしゃっていました。
…この程度のことしか、聞けませんでした。
横で青木さんの目が光ってい(るような気がし)たので、東京へ舞台を観に行けていないことを謝罪し(相変わらず「そんなそんな!!」って、謙虚というか遠慮しいというか、な反応が返ってきましたが)、こちらで何かある場合は必ずこうやって顔を出させていただきますので、と念を押して、私の順は終わりました。
本当は、タイトルの“意味”についても、問いただしたかったんですが…。
その勇気は…ありませんでした…。
あ、小僧がね、来る時にヒルトンプラザの外で拾った、半分枯れたイチョウの葉っぱを持ってて、何故かそれを出合くんに見せてて。
「枯れちゃってるじゃん!!」とか、「さっきより枯れてない??」って、せっせとつっこんでくれてました。
…小僧は、そのオカンと比べて、問い詰めてきたりせえへんもんなぁ。
それにしても、いつも思うんですけど、
わしゃ知人か!!!
あ、いや、私もね、スタッフの方には「いつもお世話になっております。」って挨拶しますしね、だからかもしれませんけど、出合くんまで「ご無沙汰しております!!」とか「先程はどうも!!」とか、それ、あたしのセリフですから!!!…みたいな。
…うれしーんですけどね(*^^*)
そして、延べ61冊分の握手&トークが終わった後、まだほとんどの人がその場に残っていたので、出合くんからご挨拶が。
改めて「がんばっていかなきゃ。」と思ったそうです。「映像でがんばっていけるように。」と。
ただただもう、こちら側は、「うん。」「うん。」とうなずくばかりだったんですが。
…あとから気がついたんですが、それって、ボウケンジャー終了直後から、何度も何度も何度も言ってますよね。はっきり言って、もはや
耳タコですよね。
それから「シメを大阪弁で!!」との声が上がり、標準語と大阪弁が半々に混じったような感じで、ちょろちょろちょろっと。
「訛れねぇーっ!!!」って言い残して去って行きましたけど…
それって役者としてどないよ。
本当は、もっともっともっと、聞きたいことが、いっぱいいっぱいいっぱい、ありました。
でも、今回は、敢えて写真集のことについてのみ、という姿勢で臨んだので、これが限度でした。
ですが、最後の最後に、大阪弁混じりで、おばあちゃんに会ってきたことを話すのを聞いた時、ものすごくホッとしました。良かった!!!って、心底思いました。
先日のVB日記でも、家族との豚まんの話があって、それも、良かった!!!って思ったんです。
…直接ご本人に、その話は、出来ませんでしたけどね。
実は…。
最初に「まず、握手、お願いします。」と言って握手してもらって、そのまんまの状態で、前述の質問をしていたのでした。
お互いに両手で握っていた手は、やっぱりごつくてふんわりして優しい手でした。
…思い出したら、泣けてきそうなくらい。
ちっこい顔の、ちっこい目を凝視しながら、やっぱりこの人のこと、応援していきたいんだな、あたし、って、心のどこかで思っていたような気がします。
帰り道、小僧と見つけた、沈む直前の真っ赤な夕日。
元気玉になって、また、明日の空を照らしてくれるはず…。
text by Saty
BGM : 未来泥棒『春の憂鬱』