正解は、こっち。
「あの花」の方だったら、イシダししょーとお揃いになるんだったんだけどね。
実際の公演を2度観ているのだけれど。
【2012.4.26】
【2012.5.14】
ゲキ×シネもずっと楽しみにしてたのよ。(まあ、その割にタイミング逃しっぱなしで、観るのが遅くなっちゃったけど)
だってね、
桃さんが桃さんが桃さんが!
初っ端、安田桃太郎さん(と藤原竜也くん)の大立ち回り!なんだもの!
もう思わず身を乗り出してスクリーンいっぱいに暴れまわる姿を堪能しましたわよ!
…普通の映像作品ならね、きっとこれで出番は終了。
でも、舞台の、ましてやアンサンブルのアクション要員、毒殺されようと刺し殺されようと、何度も何度でも復活しますよ。ステキ!素晴らしき!
だから、いろんな場面の要所要所で活躍する姿を見つけては惚れ惚れ!を繰り返して。
桃さんだけじゃなく、伊藤教人さんのキリッと精悍な表情を何度もはっきりと見ることが出来たし、南誉士広さんは実際に舞台で観た時と同様とてもよく目立って目を引いて。
もちろん、川島弘之さんや武田浩二さんはセリフも役回りも多いし、当然、川原正嗣さんや河野まさとさんの細かい動きや表情もよく見えて嬉しいし。
インディ高橋さんも面白いんだけど、吉田メタルさんは今度仮面ライダーに変身するんだよなー、なんて、思ってみたり。
こういうところが、ゲキ×シネならではの楽しみ方だよな、って思うね。
あと、二幕冒頭の回想シーン、実際の舞台でももう一度やってたような記憶はあるのだけども、映像ならではの演出がされてたよね。
あ、そういえば。
シレンのゴダイに対する「上がいい」って、なんかこんな弱いカンジだったっけ、もっとゾクゾクくるようなシーンだったはずなんだけど。
いのうえさんの演出が、そう変わっていってたのかもしれないなぁ。
高田聖子さんや中谷さとみさんの
わーわーキャーキャーぎゃーぎゃーぶりは、新感線の舞台作品に慣れてないと、きっとうっとうしく思えるだろな、ってくらいにやかましかったなぁ。
けど、三宅弘城は相変わらずバカやらせたらピカイチで殺陣の腕前もすごくて、古田新太は何あれってくらい無駄に色気と艶と強さがあふれまくってて、何この恐ろしいコ!だった、うむ。
そして確かに、藤原竜也くんと永作博美ちゃん、歯をむき出しにしてガッと構える表情は、なんだか本当に似て見えた。
ああ、あれこれ書き始めたら、キリがない!
舞台を観た時も思ったのだけれど。
シレンとラギの毒消しの血、実際に、本当に、あったらいいのに、と思った…。
ところで。
大槻慎一、って、誰だ。
エンドロール全てが終わった後、スクリーンのど真ん中に、一文。
「大槻慎一に捧ぐ。」
と。
気になって調べてみたら、どうやら、オーケンこと大槻ケンヂ(賢二)氏の実兄で、折しも「シレンとラギ」が上演された年の秋に亡くなった、と。
ステージなども撮るフリーカメラマンだったようで、劇団☆新感線ともいろいろと関わってらっしゃったのだろうかな…。